Honki岩白

2014.10.09政策

野党の存在意義

先日のBS番組で、民主党の岡田克也代表代行が次期衆院選に向けた野党間の候補者調整について、「政策の一致がなくても自民党に代わる政権を作ることで一致していればいい」と述べられていました。要は、政策の共通性より「自民党に勝てる候補」選びを優先されるようです。

っていうか、それで民主党は大失敗したんじゃない?と感じるのは私だけでしょうか。。自民党に対抗できる勢力をつくる、という目的のために、とにかく党を大きくしなければならないということで、左から右から何でも放り込んできたのが民主党のように思います。

そのために、確かに党そのものは大きくなり、小泉構造改革の影の側面を狙い撃ちした小沢戦略も功を奏し、民主党は政権奪取に成功しました。しかし、政権を獲得してからは、右も左も放り込んできたツケがやはり表面化し、基本政策からして党内はバラバラとなって、最後は消費税増税をめぐって党は分裂し政権を失ったことは記憶に新しいものでもあります。

岡田さんの発言を聞く限りでは、民主党はまたもや同じことをしようとしているのかなぁと。小選挙区制においては、二大政党制であることが前提とされていますので、現在の多党状態はそもそもが制度の想定外。このような状況では、残念ながら、自民党によほどの失策がない限り、いまの野党側には勝目はないように感じます。

具体的に言えば、アベノミクスが破綻して、ハイパーインフレでも発生しない限り野党側に勝目はないかもしれません。アメリカがついに量的緩和を終了し、全世界的な金融緩和の流れは大きく変わっていきます。今後はドル高、円安基調になっていくわけです。日本もまた、いずれアメリカに追随していかざるを得ないでしょう。そんな節目に、ハイパーインフレが来る、と予言している論者もいらっしゃいますが、彼らの予言が当たってしまえば、安倍政権はおそらく潰れてしまうでしょう。

野党の出番は残念ながらその時しかありませんが、その時は日本の終わりでも。要するに現状のままでは、野党に政権が回った時には日本が終わる時、、になってしまいかねないと私は密かに危惧してもいます。

これは、私が自民党であるからとか、民主党が好きとか嫌いとかの話ではなく、小選挙区制度による二大政党制を日本国民がこれからも選択していくのであれば、やはり健全に国益を守ってもらえる、預けることができる「野党」政党の存在は不可欠なんだと確信します。

そして少なくとも、「政策よりも非自民」などという有り様では、むしろ迷惑な話であると、一日本国民として憤りを感じもします。

選挙は目的ではなく、手段でしかないことを政治家も国民も忘れてはなりません。

ちなみに、私は中選挙区・多党政治のほうが八百万(ヤオヨロズ)の国家には適していると考えています。

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