Honki岩白

2015.05.16政策

明日は大阪都構想の住民投票

おはようございます。心を表すかごとく曇り空の広島市です。

数の論理が全てで、その論理が市民益に直結していないとすれば・・・。色々と変えていかないとならない事ばかりの市議会。しかしやはり、そこにも数の論理が働きます。民主主義のメリットは承知した上ですが、民主主義の弊害ばかりが目につく昨今です。

かたや広島市から大阪に目を向けてみますと、明日が「大阪都構想」の住民投票日を迎えます。議論していることのスケールがなんと違うことかと。良くも悪くも飛びぬけたリーダーが存在する都市は、議論も違う。

大阪都構想が掲げるものは、決して大阪だけの問題でもありません。政令指定都市があるところには共通している問題で、大阪のダブル選挙以降に行われた政令指定都市の市長選挙などにおいては、ほとんどの候補者が二重行政の解消を公約に掲げるようになりました。

因みに、政令指定都市というのは都道府県と同格に使われるため、これまで都道府県が行っていたような業務を行う権限を持っています。ある人に言わせると「県の中に県が出来るようなもの」となるように、同じような権限を持った自治体が同じところに誕生しています。こうなると問題になるのが、それぞれの自治体が同じ行政サービスをしてしまうという問題、つまり二重行政。

大阪市や広島市など現行の政令指定都市には「区」がありますが、この「区」は市の「出先機関」。業務は住民票の発行や国民健康保険に関する窓口サービス、生活保護費の支給事務などに限定されています。区長は当然に市職員ですし、予算や人事の決定権も区長の上の市長が握っています。

それに対し、東京都の特別区は一つの自治体で、市町村とほぼ同じ権限を持っていますし、区長は選挙で選ばれ、区議会選挙も行われ区議会議員がいます。

例えば、広島市西区の人口は約19万人。廿日市市は約12万人。
廿日市市では12万人のトップを決める選挙が行われ市長を選びますが、19万広島市西区のトップは市職員なんです。これでは、住民自治意識は醸成されません。

じゃ、西区議会議員がいるのかといえば、私は疑問ももっています。もう、地方議員の数を増やしていく時代ではないと確信しているからです。激減させていく必要があります。同時に、政令指定都市選出の県議会議員定数について、もっと県民市民は注目すべきでもあります。

そしてもっといえば、地方議会議員選挙の廃止という選択。都市規模にもよりますが、裁判員制度のように、議員も輪番制にしていく都市があってもいいと思います。それを実現させるための小さな政府(小さな立法機関)への移行が希求されます。

あまり書きますと、まだまだ長くなりますので止めますが、明日の大阪都構想の住民投票結果にとても関心があります。そして同時に、広島市においてもやはり壮大な政策ビジョンにもとづいた議論ができる土壌をつくっていく必要性。

公共社会における壮大なビジョンを掲げ、行動し実現できるのは政治家だけ。
この政治家のレベルをあげていけるのは、現行制度では有権者の皆様だけです。(どの政治家にも期待できないまま、それを看過するならば、政治家という職業をなくした方がよほど効率的ですし公益に適います)

大阪の住民投票結果の翌日が、広島市においては議会内人事争いの終止符。
雲外に蒼天があることを信じたいし、わたし自身も行動あるのみだと戒める土曜日の朝です。

  • 国連アジア太平洋本部の広島市誘致