Honki岩白

2015.06.24議会

アストラムラインの延伸問題(西風新都線)

アストラムラインの延伸問題(西風新都線)

西風新都線とは「広域公園前」から「JR西広島駅」までを「単線」で延伸する区間ですが、あればあるにこしたことはないと私も思います。(複線ではなく単線というのが、やることが中途半端で広島市らしい・・^^;)

しかし、誰もが「あったらいいよね」的に賛同する前に、アストラムラインを経営する「広島高速交通㈱」の経営事情を再確認してみます。

まず、2014年度末の時点において累積損失は約109億円。現行区間における建設の際の、広島市からの有利子長期借入金残高は約163億円で、その返済期限も2024年に迫っています(返済期限の延期は当たり前にするでしょうが)。

また、昨年度には広島高速交通㈱の資金不足によって、広島市(民)が返済額を減額し、なんとかデフォルト回避。

さらに、今後全体の車両更新費用を含めた設備更新費用が約233億円かかるアストラムライン。

そこへ、延伸の事業化を決定され、西風新都線に建設費が約570億円、30年間のインフラ外部の設備更新費が約106億円、トータル約676億円もの事業をこれからスタートし、平成40年代初頭の開業を目指す!と。

そしてその後、約900億円で第Ⅱ期区間(JR西広島駅⇔本通駅)をトンネル工法で。。

ちなみに広島市は平成15年から「財政非常事態宣言」を発令し、今日も当然解除できておらず。

広島市民一人当たりの市債残高(1兆円)は、政令指定都市の平均を約2割上回る高い水準となっており、将来負担比率(この割合が高いほど、将来財政を圧迫する可能性が高い)は251.3%で、20の政令指定都市の中ではワースト3位。

広島市が公表する「中期財政収支見通し」では、市債残高が今後も確実に増加するとしており、一応自覚はしているみたいです。

広島市(長)は、アストラムラインの延伸事業によって利用者が確実に増加し、広島高速交通㈱の経営は改善され、広島市経済にも必ず貢献すると仰ってはいますが・・・、私は一般質問でも言及しました。広島市は市(民)のこの会社に対するの債務の株式化を行い、広島市がその株式を引き取ることで「市営化」し、そしてその後、運営を民間企業に委託する形にならざる負えない状況がきっと来るであろうと。

実際に、北九州高速鉄道(モノレール)も同じ道をたどっています。

「あったら便利だろうけど、なくても良いもの」。
自治体経営のミスの積み重ね、将来の変化は見えているにも関わらず、過去の方法の見直しをしない姿勢が、今の自治体の深刻な財政問題を引き起こしています。

そろそろ広島市も「将来世代への負担」を減らしていくべく、財政の健全化に真剣に取り組む必要がありますし、わが市議会の議決権(市民の皆様にとっての抑止力)を最有効活用すべきだと。

このアストラムラインの延伸について。皆様から忌憚のないご意見を、今後の政治判断の為にも、お伺いできればと思っています。

<広島市議会一般質問 録画中継>
http://www.city.hiroshima.lg.jp/…/…/1434328373001/index.html

  • 国連アジア太平洋本部の広島市誘致