Honki岩白

2015.06.30その他

ギリシャと広島高速交通

ギリシャが銀行休業を発表しましたね。
今日から国民が銀行へ行っても、シャッターは降りたまま。
7月5日の国民投票頃まで続きそうですね。

その国民投票ではトロイカ(欧州連合、欧州中央銀行、国際通貨基金)が提示した新しい条件を、ギリシャ国民がのむか(=YES)、拒否するか(=NO)。

その条件には、一層の財政切詰め、年金のカット、増税などが盛り込まれています。

ギリシャ国民からすれば、虎の子の預金は銀行に預けてあり、銀行のシャッターは下りたままですので、もし投票で「NO」と言えば、ギリシャは支援を打ち切られ、デフォルトすることになります。するとギリシャはIMFなどの国際機関におカネを返せなくなるばかりか、これまでにギリシャ国債を買ってくれた国内・海外の投資家におカネを返せなくなることに。。

となれば、一回限りの預金税を、いまおさえている国民の預金に課すことが考えられます。

預金税とは、自分の通帳残高の一部が、こつぜんと姿を消すことなんですが、そうすれば銀行の倒産は防げるし、なんとか債務の帳尻を合わせることも出来ます。。

う~ん、一昔前に読んだ、サミュエル・ライダー著の「ライオンは眠れない」を思わず本棚から取り出してしまいました。

もう1回読むことにしよう。

デフォルトといえば、アストラムラインを運行する広島高速交通㈱も、昨年資金不足でデフォルト直前でした。

広島市(民)が返済額を減額し、なんとかデフォルト回避はしましたが。
とはいいながら、2014年度末の時点において累積損失は約109億円。広島市(民)からの有利子長期借入金残高は約163億円で、その返済期限も2024年に迫っています。

そんな会社が、アストラムライン延伸の事業化を決定し、西風新都線に建設費が約570億円、30年間のインフラ外部の設備更新費が約106億円、トータル約676億円

さらに、今後全体の車両更新費用を含めた設備更新費用が約233億円。そして、その西風新都線の完成後に、約900億円で第Ⅱ期区間(JR西広島駅⇔本通駅)をトンネル工法でやると。

広島市役所曰く、「それらの費用は行政サイドが「上下分離方式」で全て負担するから、広島高速交通㈱の経営改善は見込める」んだと。

んなこたぁ~、当たり前!
会社ではなく、市民が全て負担するんだから・・・

行政サイドとは?それは=国民市民。本当に大丈夫でしょうか?いっそのこと市営化し、早急に民間企業に委託した方が、一つの天下り官製会社の為にリスクを負うより傷は浅いのではないでしょうか。

そして延伸を西広島駅までするのであれば、民間主導で行う選択肢を私たち市民は考えられないのでしょうか。(それでも出来ないのであれば、そもそものニーズの問題)

極論ですが、市民税を50%オフにすることは可能なんです。

「持てる荷物は自分で持つ」意識次第。
行政サービスを必要以上に希求しなければ、自ずと地方公務員の数も、自治体の投資的・義務的経費の支出も抑制できることは明白です。

ギリシャと広島市の比較、、そう単純なものではありませんけど、広島市だって平成15年度から「財政非常事態宣言」を発令しているんです。

広島市民一人当たりの市債残高(1兆円)は、政令指定都市の平均を約2割上回る高い水準となっており、将来負担比率(この割合が高いほど、将来財政を圧迫する可能性が高い)は251.3%。

この度のギリシャ危機に学ぶべきことは、広島市民としてもいろいろありそうですし、対岸の火事とはとても思えない、6月の末です。

  • 国連アジア太平洋本部の広島市誘致