Honki岩白

2015.07.02その他

補助金という“麻薬”がまちを壊していく

ギリシャ、、とうとうデフォルトですか。。

日本の円もそうですが、通貨は国の競争力を反映するものであって、外為市場でレートが上下することで競争力は調整されるものです。

ユーロに加盟する前、ギリシャには「ドラクマ」という通貨でした。ドラクマが安くなれば観光客が増え、オリーブの輸出が増え、逆に自動車やブランド品など輸入品の価格を上げることで、消費にブレーキが掛かって貿易赤字を減らす。。

やはり共通通貨って、結局は固定相場制と同じで、競争力を調整する機能がないことをギリシャに学んだように思います。今後、欧州の金融危機を眼前に、ギリシャ国債を大量に保有するドイツ・フランスがいかに回避するのか注視したいと思います。

しかし、甘美な理想の現実といったものを、日本国民としても緊張感を持たざるを得ません。

日本も40兆円程度の収入で90兆円の歳出が行われ、これからも税収以上の財政赤字が積み上がっていきます。

民が期待している行政サービスや医療・年金への支給がこれからも増加していけば、歳出は際限なく増えていき、どんなに増税したところで追いつかないでしょう。

何でも政府や政治家のせいにすることは簡単。

しかし、ギリシャの国民意識に触れて感じるのは、結局は国民がそれだけの覚悟をもって財政再建に臨むのか、この覚悟がないかぎり国家が危機に陥ったときにそれを克服することは難しいということ。

広島市もそうです。

これまで何度も書き、本会議でも一般質問致しましたが、財政非常事態宣言下の広島市が、官製会社(広島高速交通㈱)の経営健全化という大義名分のもと、多大な市民負担を強いてアストラムライン延伸計画を行うこと。

そもそも広島高速交通は、昨年既にデフォルトするところを、債権者が他の国ではなく広島市(民)だったからこそ、返済額を減少させ、そして先延ばしできただけのことです。

昨日、読み終わった本が「稼ぐまちが地方を変える」(木下斉 著)。
印象的だった言葉は「補助金という“麻薬”がまちを壊していく」というもの。

詳細は、1日あれば読めますので是非この本をご覧いただければと思いますが、ギリシャや日本に根付く「行政主導社会」からの脱却こそが地方を変え、そして国さえも変えていくんだと認識させられた1冊です。

議会の控室であぐらかいてたんじゃダメ。

現場で、市民活動家としても、出来ることからしっかり動きまくっていきたいと思います。
  • 国連アジア太平洋本部の広島市誘致