Honki岩白

2015.10.27政策

ノットイコール

先の廿日市市長選挙を近隣市からみていて、現代日本の政治システムからしても違和感のある。

しかし、それが日本の地方政治において定石になってしまっている様に、あらためて「政党政治って何なのか」「民主主義の限界」といったことを考えざるを得ない今日を迎えています。

皆様もご存じのように、私たちの国は民主的国家ですから、都市政策においてもどこかで合意形成がなされなければなりません。

誰かが利害調整のコストを引き受けなければならない。

面倒くさく、時間もかかるので、これがよく民主主義批判の理由とされるわけですが、それがいやなら選挙という手段を放棄し、また議会という市民にとっての議決権を放棄し、イコール抑止力を放棄し、為政者もしくは強力な官僚制による独裁の可能性を甘受するしかありません。

しかし、良くも悪くも日本は民主主義。

そして同時に民主主義における利害調整の場として最有力なのが「政党」です。

政党は社会に広く存在する利害を集約することでこれを代表し、選挙という公然の場において、他の政党と競争させられます。

有権者の意思を代表しているという正当性と、選挙による競争性が保証されている(ハズな)のが、政党という存在なんだと私は認識しています。

そこを前提、拠り所とし民主主義が担保されているのならば、自民・公明・民主(日教組や労組)が相乗りの候補者がいる選挙に、そもそもの正当性と競争性は、有権者にとって保証されている状態なのでしょうか?

政党政治とは何ぞや?
理念なき政党政治の乱用は、混乱と停滞しか派生しないのではないか。

こんな議論はいわゆる大人たちから出てくることはないし、そもそもじゃあどうすればいいのさ・・・。

そうなんです。

ここが、社会を論ずるにあたって私たち大人の限界。

いわゆる民主主義社会の限界なんです。

政党の対義語とは。おそらくは、無所属の個人。

しかし、現代政治にあって、この「個」の利害を集約することは不可能に近く。

現代における「無所属な個」は理想であっても、実際問題、無秩序に叫ぶことしかできず。

「無所属な個」が選挙に勝つことはできても、今と次代の社会を変えることはできない。

私が4年前に無所属な個から自民党支部を発足した動機の一つです。

政党政治、民主主義といった時代が誇ってきたシステムに限界が生じている。

そして同時に、投票率は低下の一途をたどり「政治離れ」が顕著である。

私はいっその事、日本人は民主主義を手放してみる必要があると本気で感じています。

「議員」という民主主義にかかる多大なコストを放棄してみること。

そうすれば政党もなくなります。

そもそもわが国は「封建社会」として成り立ってきた国。

日本人が大好きなシーンは水戸黄門でいうところの「この紋所が目に入らぬか~」であり、決定的な権力の行使の場面であるからしても、日本人は官僚社会を嫌っているわけではありません(権力者性善説ではありますが)。

であれば、資本主義の要素を排除しない、ゆるやかな社会主義を選択したほうが日本人にはあっているのではないだろうか。

 

独裁といっても、昔の藩主のように素晴らしい人材のケースもあるわけです(もちろん反対のケースも)。

いま、私たち本来日本人が選ぶべきは、何度やっても変わらない選挙の候補者ではなく、制度疲労をおこしたそのシステムの代替案ではないかと思います。

選挙では、特に地方は変わらない。

自民・公明・民主、そして都市によっては社民も相乗りでの、すべての利害を実現する街の実現!なんて不可能ですよね・・・

結果、踏襲が精一杯で変われない。

話をもとに戻しますが、今回の廿日市市長選挙に私が着目した理由は、変えれるチャンスがあったから。

自民・公明・民主(日教組や連合etc)ごった煮といった、正当性と競争性なき、名ばかりの政党政治・民主主義から、地方都市が脱却できるチャンスだったから。

しかし打破できなかった、けど、これも民意。

であるからこそ、私たち政治家の使命は、この民意をつくり、よりよい時代(=社会システム)を次代に引き継いでいくこと。

ここを諦めたんじゃ、政治家でいたい、バッジをつけていたいミーハー。

私はそう思っています。

「給料泥棒」とはよく言われたものです、政治家は。

でも、その指摘は正しい。

公金として支出して、その費用対効果は著しく低い。

ではなぜ支出するのか。

それは民主主義だから、そこにコストを払わなければならないから。

MUSTなんです。(コストの多少は議論の余地あり。)

議員報酬についても、議員定数についても、論ずるのであればそもそもの制度論から入らなければ感情論。

どんな政治家が良い悪いだけでなく、どんな社会システムを選択すべきか。途方もない問いかけです。

けど、あきらめちゃ何もはじまらない。

私のような雑草が、現代社会のシステムなれど、広島市民の皆様のお力で3度も議席を更新させて頂いている。

階級政治下ではありえない奇跡。だからこそ、誰かがやるだろ的な傍観者になるつもりはありません。

ノットイコール。
挑戦にご理解とお力をお貸しください!

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