Honki岩白

2014.04.18政策

「世界一の復興」

広島市ではこれまで国内外において「原爆展」を開催してきています。
今年度も、国内では青森県八戸市・新潟市三条市・栃木県小山市で実施し、原爆写真パネルや被爆資料の展示、被爆体験証言、ビデオ上映等を557万円の予算でおこないます。

写真は、国連欧州ジュネーヴ本部における常設展ですが、国連ニューヨーク本部内にも若干ではありますが、通路沿いにポツンと常設展示してあります。

また昨年度、オーストリア・ウィーンの国連事務所に原爆関係資料を常設展示すべく300万円の予算を組みアプローチしましたが断られ、今年度も再チャレンジされるみたいです。

 被爆の実態に触れる。このテーマについて否定もなにもしませんが、私はこれらの原爆展、そしてのみならず広島市の原爆(平和)発信に欠けている視点があると感じています。それは、原爆から今日に至るまでの「復興のプロセス」です。

先のアジア大会のとき、広島市がアジアからの多くの参加者にむけて「被爆体験の証言」等のプログラムをいくつか用意し参加を募ったそうです。そこで多く出た声は「なぜこんなに美しい街へ復興したのか、被爆体験よりもそこを聞きたい」といったものだったと、当時の大会関係者から聞いたことがあります。

広島市にはまだまだ瓦礫が残っていると思われている方が多くいらっしゃることを、これまでも実感してきました。

ヒロシマの世界的知名度は、ジュネーヴやパリ、イスタンブール、京都、上海、ソウル等とは違う知名度であることを認識する必要があると思います。

原爆展にしても、被爆被害ばかりに重きをおいた発信を続けている以上、そうした誤解は継続するでしょうし、そんな発信で果たして「ヒロシマ」に多くの方がいらっしゃりたいと思うでしょうか。。そこには、「世界一の復興」を成し遂げた誇り高き広島市民の軌跡がなくてはならないし、アジアでも誇れる美しいわが街の景観と人々の営みが伝わらなくてはならないと思います。

そして何よりも、広島市に国内外から来訪していただく。そこで、「世界一の復興」を体感して頂く。

特に、国際会議誘致においてはアジアで大きく出遅れています。名ばかりの国際平和都市ではなく、やはり実を取りにいかなくてはいけません。

しかし今年度、広島市が国際会議等の誘致で予算化したのは49万5千円。「迎える平和」を盛んに訴えながらも、中身は…。広島市(長)のやる気の程が伺えます(;一_一)

 

また、過日、外国人からこんな言葉を聞き衝撃を覚えました。

『平和(原爆)資料館に行って確信したことがあります。(こうならない為にも)自分の国でも核を保有する必要性をです。』

考えたこともない価値観でしたが、この思考を否定することもできませんでした。広島市の議会人として、最後の世代の被爆2世としましても、この投げかけられた問いに対し、しばらく答えを探し続けなきゃと思っています。

長くなりました。。

  • 国連アジア太平洋本部の広島市誘致